「みどりの広場」は植物の育成や管理に役立つ情報を提供しながら、花や緑を育てる楽しさを皆さまと共有することを目的としたサイトです。
これから夏場にかけて電力不足が心配されていますが、そんななか家庭の電力消費の約3割はエアコンだってご存知でしたか?節電や環境配慮の意識が日本中で高まってきています。エアコンを控えて、植物の力で夏を涼しく楽しみませんか?
2011年September30日
今年のグリーンカーテン作りを振り返り
9月半ばまでは残暑の厳しい日が続いていましたが、後半には一気に涼しくなってきました。今日も気持ちの良い秋晴れの一日となりそうです。空気もすっかり秋っぽくなってきましたので、グリーンカーテンの役目も終わりといった感じです。というわけで、屋上のグリーンカーテンの撤去作業を行いました。
ゴーヤもヘチマも実りませんでしたが、アサガオだけは今でも綺麗に咲き続けているので、朝顔だけはしばらく残しておくことに。まだ青い種がついているので、熟したら収穫して来年も植えてみたいと思います。
この時期まで僅かに残っていたインゲンの実です。高い場所に実ってこれまで採れなかったのですが、無駄にせぬようスタッフの一人が自宅に持ち帰り、お味噌汁の具になりました。
ゴーヤを引っこ抜いてみると、このように根っこにコブが沢山できていました。これは・・・!おそらく根こぶ病だと思われます。土壌中にセンチュウがいたようです。ゴーヤの成長が悪かった原因の一つはこれだったのかもしれません。
今年の屋上グリーンカーテン作りでは、ゴーヤだけでなく、アサガオ、ヘチマ、インゲン、キュウリと、バラエティに飛んだ植物を栽培してみましたが、上述のように肝心のゴーヤの成長が悪い、実らないといった結果になり、振り返ってみると反省点も多々あります。あくまで推測ですが、大きな要因としては、例年よりも梅雨が早く、生育初期の日照不足という天候の問題に加え、播種の時期が遅かったこと、昨年の土を半分くらい再利用したので連作障害が出たのかもしれないという点、沢山の植物を植えすぎてしまったこと等が考えられます。
実際に色んな植物を栽培してみて、「グリーンカーテンにはどんな植物が適しているか?」を考えてみると、やはりゴーヤの葉が一番、陽に当たった時の色彩も美しく、形状も涼しげで、適しているように感じました。キュウリは実が成ると楽しいのですが、葉がごわごわして分厚いですし、病気も出やすくあまり見栄えが良くありません。インゲンは成長が早く、葉も病害が出にくく綺麗で、葉がひらひらと風に揺れる様子が涼しげなので、観賞用としても面白いという発見がありました。ただ、影を作るにはもの足りない感じがします。
今年の夏は特に、節電が呼びかけられていたことから、ゴーヤのグリーンカーテンに挑戦する人が多く、例年よりもあちらこちらでグリーンカーテンを見かけることが多かったように思います。葉が生い茂った見事なグリーンカーテンもよく目にしましたが、一方で、「今年はゴーヤの実りが悪かった」という声が周囲でもよく聞かれました。(やはり気象条件の問題かもしれません。)それだけグリーンカーテンが一般的に浸透しているということで、多くの人が植物に関心を寄せていると思うと嬉しくなります。グリーンカーテンはこれからの時代の、夏を代表する風物詩となるかもしれませんね。
さて、今年のグリーンカーテンブログはこれで最終回となります。 来年は今回の失敗を踏まえ、ぐんぐんと元気の良いグリーンカーテン作りを紹介できればと思います。 これまでお読みいただきありがとうございました。
9月半ばまでは残暑の厳しい日が続いていましたが、後半には一気に涼しくなってきました。今日も気持ちの良い秋晴れの一日となりそうです。空気もすっかり秋っぽくなってきましたので、グリーンカーテンの役目も終わりといった感じです。というわけで、屋上のグリーンカーテンの撤去作業を行いました。
ゴーヤもヘチマも実りませんでしたが、アサガオだけは今でも綺麗に咲き続けているので、朝顔だけはしばらく残しておくことに。まだ青い種がついているので、熟したら収穫して来年も植えてみたいと思います。
この時期まで僅かに残っていたインゲンの実です。高い場所に実ってこれまで採れなかったのですが、無駄にせぬようスタッフの一人が自宅に持ち帰り、お味噌汁の具になりました。
ゴーヤを引っこ抜いてみると、このように根っこにコブが沢山できていました。これは・・・!おそらく根こぶ病だと思われます。土壌中にセンチュウがいたようです。ゴーヤの成長が悪かった原因の一つはこれだったのかもしれません。
今年の屋上グリーンカーテン作りでは、ゴーヤだけでなく、アサガオ、ヘチマ、インゲン、キュウリと、バラエティに飛んだ植物を栽培してみましたが、上述のように肝心のゴーヤの成長が悪い、実らないといった結果になり、振り返ってみると反省点も多々あります。あくまで推測ですが、大きな要因としては、例年よりも梅雨が早く、生育初期の日照不足という天候の問題に加え、播種の時期が遅かったこと、昨年の土を半分くらい再利用したので連作障害が出たのかもしれないという点、沢山の植物を植えすぎてしまったこと等が考えられます。
実際に色んな植物を栽培してみて、「グリーンカーテンにはどんな植物が適しているか?」を考えてみると、やはりゴーヤの葉が一番、陽に当たった時の色彩も美しく、形状も涼しげで、適しているように感じました。キュウリは実が成ると楽しいのですが、葉がごわごわして分厚いですし、病気も出やすくあまり見栄えが良くありません。インゲンは成長が早く、葉も病害が出にくく綺麗で、葉がひらひらと風に揺れる様子が涼しげなので、観賞用としても面白いという発見がありました。ただ、影を作るにはもの足りない感じがします。
今年の夏は特に、節電が呼びかけられていたことから、ゴーヤのグリーンカーテンに挑戦する人が多く、例年よりもあちらこちらでグリーンカーテンを見かけることが多かったように思います。葉が生い茂った見事なグリーンカーテンもよく目にしましたが、一方で、「今年はゴーヤの実りが悪かった」という声が周囲でもよく聞かれました。(やはり気象条件の問題かもしれません。)それだけグリーンカーテンが一般的に浸透しているということで、多くの人が植物に関心を寄せていると思うと嬉しくなります。グリーンカーテンはこれからの時代の、夏を代表する風物詩となるかもしれませんね。
さて、今年のグリーンカーテンブログはこれで最終回となります。 来年は今回の失敗を踏まえ、ぐんぐんと元気の良いグリーンカーテン作りを紹介できればと思います。 これまでお読みいただきありがとうございました。