にぎやかに飾りつけたモミの木のツリーも素敵ですが、花で仕立てたツリーはこんなにも華やか。淡いピンク、フューシャ、ロゼ・・・、さまざまなピンクが集まったやさしさあふれるツリーです。「ムーンザムーン」「ヴィンテージロゼ」など、ふっくらと花びらを重ねたコロンとまあるいバラだけを集めて。愛らしいバラのあいだからフレッシュなグリーンがのぞくロマンティックなツリーになりました。花のツリーのまわりに森に暮らす鹿の親子を遊ばせて、キャンドルを灯したら、まるでメルヘンのよう。森がピンク色に染まって、ファンタジックなクリスマスのはじまりです。
大人向けなら
今年一年に写した家族の写真や、旅先で手に入れたものなどを飾ると、思い出とともに家族の気持ちがつながりますね。リボンや毛糸を蝶々に結んだり、ワインのコルクやご家庭にある小物を吊り下げても素敵な飾りになります。
お子様がいる家庭では
人気カードゲームや紙に書いたキャラクターを吊るせば、子供たちも大喜び。いらなくなった子供服を動物柄に切り取って厚紙に貼り付けてオーナメントにしても可愛いですね。カラフルなキャンディやクッキーを飾れば、つまみ食いの楽しみも。
星
キリスト誕生のときに輝いた「ベツレヘムの星」をなぞらえ、トップを飾る星。希望を表すものともされています。
ベル
救い主の到来を知らせる喜びのベル。羊につけられたベルともいわれ、迷い子にならないようにという意味もあります。
キャンディケーン
羊飼いが迷った羊を群れに戻すために使った杖で、助け合いの心を象徴するといわれています。のちにストライプ柄の杖のキャンディがヒットしたことから、キャンディケーンと呼ばれています。
りんご・
赤いボール
アダムとイヴが食べた「知恵の樹」の実をなぞらえたもの。豊かな実りや幸福など、生きる喜びの象徴とされています。
リースはもともと冠として使われていましたが、人々はその丸い輪の形に「永遠」や「幸福」をイメージし、クリスマスを飾るようになりました。リースには魔よけの力があるとされる常緑樹、モミの枝が使われ、豊作を願ってリンゴや松かさなどをデコレーション。欧米では古くから、魔よけや神様への捧げものとして玄関に飾られてきました。クリスマスの数週間前から、リースを燭台に、ろうそくを週に1本づつ飾る「アドベンド・リース」を飾ることもあります。今年は家族で幸福の訪れを願いながら、リースをつくったり、飾りつけたりしながら、クリスマスまでの日々を過ごしてはいかがでしょう。
01
まず、ベースを作ります。ツルを2~3本まとめてたわませ、輪にします。
02
モミやコニファーを少しずつまとめて手にとり、ワイヤーでベースに留めつけ、かたちを整えながら一周させます。
03
サンキライなどの赤い実を、モミやコニファーの間に差し込み、リース全体にまんべんなく飾ります。
04
かたちを整えて完成です。リボンやオーナメントをプラスするのも素敵。楽しいクリスマスを演出できます。
お世話になった方へ、一年の感謝の気持ちをこめて贈るお歳暮だから、感謝の気持ちにふさわしい花を贈りたいものです。「これからも長いお付き合いを」という気持ちをこめて贈るなら、花鉢がよいでしょう。たくさんの花を咲かせるランや、春まで楽しめるシクラメンなどがおすすめです。来たる年への祈りをこめて、明るい色の花を選びましょう。贈る時期は、11月末頃から12月15日までに。
01
雨を避け、日当たりの良い場所(10~20℃)に置きます。秋から冬は10℃以上の室内へ入れて。暖房の温風には当てないようにしましょう。
02
土の表面が乾いてきたら水やりを。葉や花に直接水をかけないように気をつけながら、鉢の底から水が少し出るくらいの量を。
03
枯れた花はこまめに摘んで。株の中央に日光を当てるため、中心部の葉を外側の葉にかけてあげましょう。
04
開花中は市販の液肥を2週間に1度、株元へ。
お正月は、その一年の豊穣をもたらすという歳神様(としがみさま)をお迎えする行事。飾り花は、歳神様を福とともにお迎えするために、おめでたい花材を選びたいものですね。常緑樹の松をはじめ、竹、稲穂、千両、難を転ずる南天など縁起物といわれる植物のほか、いち早く春を告げる香り高い梅、菊や蘭、水仙なども好んで使われています。家族が集う年の初めに、慶賀の花を飾り、一年の福を祈りましょう。
松
常緑樹であることから不老長寿や生命力の象徴であり、神が降りる依代(よりしろ)と考えられてきました。
竹
まっすぐ伸びる様子から子孫繁栄を意味し、成長の早さから強い生命力を象徴するとも言われています。
稲穂
たわわに実って頭を垂れる稲穂は、その様子から、「豊かな実り」を表すシンボルと考えられています。
千両
たくさんの赤い実がなる千両は、その名のめでたさから、「富」や「裕福」を象徴する縁起物とされています。