ケヤキ
- ニレ科
- 日本全国に自生し、街路樹や庭園用樹として植えられています。春の芽吹きと秋の紅葉が美しく、大木になっても繊細さを失わない柔らかいたたずまいがあります。また盆栽用樹としては、雑木(落葉樹)盆栽の代表格です。本格的な盆栽として、茎の節と節がつまった八ツ房性もあります。
- 日当たりと風通しの良いところがいいでしょう。ただし、盛夏は西日を避け、極端な乾きを防ぐようにしましょう。
- 土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏は毎日2回、春と秋は1日1回くらいが目安です。
- 毎年、新しい土で植え替えをしていれば、9月ごろ油粕の粉末を少量与える程度で十分です。また肥料を与えすぎると、初夏から枝が伸びすぎて樹形を乱すことになります。
Q | 植えかえの度に一回り大きい鉢にしてきましたが、そろそろ限界にきました。根の切りつめ方や植えかえの頻度を教えてください。 |
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A | ケヤキはゆくゆく大木になりますが、剪定にも強い木なので太いところから切っても新芽がふいてきて木の形はとりやすい植物です。植え替えも秋から冬の落葉した時期に行えば、かなり切り詰めてもよいので、毎年少しずつ小さくしてゆけばよいでしょう。 |
Q | ミニ盆栽の欅を買いました。剪定についてや冬場の育て方などについてアドバイス下さい。 |
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A | ケヤキは葉のある季節もよいのですが、葉の落ちた冬姿も美しいものです。葉のある時期の剪定は伸びた枝先や徒長枝を剪定しておき分枝させて小枝を増やしておくようにします。そして冬に枝を見ながら全体を形のよいように整えておくようにします。ミニ盆栽は乾きやすいので特に夏場の水管理には気をつけましょう。寒さには強いので冬でも外で管理するようにします。 |